日本人の肌に合う化粧品の選び方、洗顔の方法

日本人の肌に合わせた化粧品選びをしてますか？


日本人は独特の透明感のある陶器のような肌をしています。これは日本人の角質が欧米人よりも薄く、日本の湿度の高い気候により皮脂の分泌が良いために作られた肌です。

こんな日本人の綺麗な肌ですが、化粧品の選び方によってはせっかくお金と時間をかけたのに、お金と時間をかければかけるほど、残念ながら肌を汚くしています。

海外のブランド名だけで選ぶと肌老化の原因に


私もかつては十分な知識がないままに、フランスの有名ブランドの化粧品を使ったために、皺やタルミを作った経験があります。

フランスの洗顔法は日本とは違い水で洗わないというものが中心です。クレンジングで汚れを浮き上がらせて、化粧水で拭き取ります。ヨーロッパは日本とは違いとても乾燥していますし、角質が厚い欧米人にはこの洗顔法はあっていますが、肌質や気候が違う日本人がマネをするとせっかくの薄くてやわらかい肌が台無しになってしまいます。

日本人に合う化粧品選びの第一歩は「洗顔」

日本人にあった洗顔法とはやはり水で洗うことです。とはいっても、洗いすぎは禁物です。メイクがよく落ちるからといって石油系合成界面活性剤配合のクレンジングやサッパリした使用感を求めすぎて洗浄力の強い石鹸を好むのもまた肌を痛める行為になります。

肌は肌バリアという肌を守る膜で覆われています。この肌バリアは肌が分泌する皮脂やセラミドなどで構成されていて、高温多湿な日本では皮脂の分泌が良いので、分泌される皮脂の７割は洗顔で落としても良いのですが、３割は残す洗顔が理想です。

ですから、日本人の肌にあったクレンジングや洗顔フォームを選ぶ場合は、マイルドな洗浄力で皮脂を落としすぎないものを選ぶことが重要です。

実は注意したい洗浄成分の強力な石鹸


植物性の洗浄成分でやさしく洗い流すタイプのクレンジングと洗顔フォームの組み合わせがおすすめです。石鹸は天然の洗浄成分で石鹸信仰の方も多いのですが、その洗浄力は植物性の洗浄成分配合のクレンジングよりも強いものです。脂性肌の方には石鹸は向いているかもしれませんが、脂性肌以外の方にはあまりおすすめできません。

それから、乾燥肌の方は、クレンジングのみで汚れやメイクを浮き上がらせて拭き取り、洗顔フォームで洗い流すというW洗顔ではない１度のみを洗顔がおすすめとなります。