繰り返して風邪を引く、いつも風邪気味は衛気が不足

化粧品について知っておくべき新事実！

気には、元気・宗気・営気・衛気などがあります。衛気とは、主に体表に分布して、中医学でいう肺系（呼吸器系統）に属する皮膚や粘膜組織を巡回している一種の生体エネルギーのことで、絶えず体の内部環境を調節して、自然界に順応する働きをしています。わかりにくいかもしれませんが、衛気は、人間を細菌やウィルスから守ってくれる気です。衛気は、地球の生成過程で大気が地球の環境を守り、生命体を守ってきたように、人間の体を防衛して健康な状態を維持する働きをしています。

衛気が不足するということは、皮膚とともに粘膜でのバリア機能も弱くなるわけであり、当然、鼻や喉などからの病原菌やウイルス、アレルゲンなどの浸入が容易になります。そして、アレルギー反応により鼻水、鼻づまり、くしゃみが出るようになります。治ったようでいて、グズグズしている風邪気味の状態に悩まされていたり、いつでも鼻水やくしゃみをしている方が周りにいるのではないでしょうか。

恐らくは、いずれも衛気が充分に能力を発揮できていない体になっているものと思われます。全体を包むバリアのように、体を前線で守ってくれるはずの防衛システムが破られてしまい、「敵＝病邪」は確実に中枢部を狙っているのです。静かに危機が忍び寄っており、いつ発病してもおかしくない状況にあると認識した方がよいでしょう。

衛気が不足すると、気温の変化に体がついていけなくなります。そのため、免疫力が落ち、風邪を引きやすくなります。怖いのは、繰り返して風邪を引くことです。「風邪は万病のもと」、重大な病気への引き金となり、時として命に関わる事態へと繋がるのです。

近年、増大の一途をたどっている花粉症の場合、皮膚や粘膜を巡回している衛気のパワーが弱くなる事で、バリアが破られるとともに免疫力のバランスが崩れてしまい、発症してしまうと考えられています。また、衛気の不足は、体のむくみやリウマチなどの病気にも繋がり、じんましんや皮膚病などの発病も考えられます。

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