陰陽理論とは？病気を治すには本来のバランスが必要

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冬は寒く身体も冷えるので身体を温める食品をとって、夏は暑いので身体を冷やす食品をとる、例えばコーヒーは身体を冷やすから夏はよいけれども、冬は身体を冷やすのでコーヒーは止めて、身体を温める紅茶を飲むのか、冷えているものを温めて、熱を持っているものは冷やす、私たちの身近になる陰陽理論です。中医学では食品の陰陽は実際に病気の治療に用いられているほどです。陰陽の理論は中国の古い知恵のひとつで、地球上に存在するすべての物質は、陰と陽の二つの性質を合わせ持っているということです。

私たち人間などの生き物や植物、鉱物にも陰の性質と陽の性質があります。逆にいうと、生命も含めて全ての物質は、陰と陽の物質が合わさったときに初めて誕生することができるのです。

自然界にも陰陽は存在しています。例えば太陽は陽で、月は陰です。空は陽で、地は陰です。山は陽で、海は陰です。夏は陽で、冬は陰です。昼は陽で、夜は陰です。自然界は陰陽のダイナミックな交流とバランスを通して、強い生命力にあふれた豊かな自然を育んでいるのです。

しかし、昼と夜の長さがいつも同じではないように、全てのものには陰陽の一定の偏りがあります。陽の偏りの大きなものが陽の性質を持つ物質です。反対に陰の偏りが大きいものが陰の性質を持つ物質です。

子供の頃には、本来のバランスを崩していません。だから元気なのです。ところが人間は成長するに従って、徐々に元のバランスを崩してしまいます。それは、私たちが日常生活の様々な場面で、偏った陰の影響、あるいは陽の影響を受取るからです。

例えば、仕事や人間関係、毎日の食事の内容や外側から受取る印象、考え方などの影響です。それが本来の自分自身のバランスに近づければ問題はないのですが、あまりにかけ離れていると問題なのです。

病気を治すには、自分本来のバランスに戻す事が大事です。そうすると自然治癒力がアップしてきます。自然治癒力というものは、自分本来の状態のときに一番能力を発揮するからです。

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