陽を養う春の養生法と注意点について

化粧品について知っておくべき新事実！

春の三ヶ月を発陳といいます。冬の間は体の奥に引っ込んでいた気が、だんだんと表に出て来て活動的になる時期です。全体的に陽の気が増してくるので、心身ともに伸び伸びと活動的になるのに良い時期です。

春の養生法は体や心をオープンに開くやり方が大事です。日本では春になるとお花見をしますが、ある意味、これは日本の気功法です。桜のパワーは陽のパワーです。桜が咲くと冬も終わりで、人間の心も咲いてきます。そうすると陽の季節に入ります。一日で言えば、朝と同じです。

春は徐々に暖かさを増してくるので、すぐに薄着になることはよくありません。自然界は春でも、人間の体は少し遅れて春になります。春は体の芯から暑くなるくらいまで、洋服を厚めに着た方が健康的です。特に春の初めは半分冬みたいな方法で体を温めることが大切です。

春は風にも注意が必要です。春の肌は弱く、緩んでいるので風から冷たい邪気が入りやすくなっています。特に女性は春の風に肌をさらし過ぎると年を取るのが早くなります。春は化粧品などもできれば油分を含んだものをおすすめします。また、女性は特に短いスカートの下から春の風に吹かれることに注意が必要です。冷たい風の邪気が子宮のところに溜まりやすく、冷え性や不妊症などの女性の病気に掛かりやすくなります。

春の風は首筋の「風池」のツボからも入りやすく、風邪を引かせたり経絡を詰まらせたりしますので、首筋に風をさらさない注意が必要です。

春は陽を養う季節ですから、汗を出して、冷たい邪気を出す事も大切です。食べ物では、唐辛子や生姜などの発散の食べ物が効果的です。また、鍋物などの陽の食べ物も必要です。

気功法は外で行ってもいいのですが、風の無いところで行います。春に行う気功法は、呼吸法か発散の自動動功など、少し発散の方法を行うことに適しています。また、春は肝臓、胆嚢の弱い人には治療のいいチャンスです。肝臓、胆嚢を治す気功法をすると効果的です。


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